【次世代太陽光電池】ペロブスカイト太陽電池

最新技術

 太陽光発電の最新技術として「ペロブスカイト太陽電池」というのが実用化されつつあるようです。

  「ペロブスカイト太陽電池」 とは 簡単に言うと 今までの太陽光パネルと比べ安価で発電効率が良く柔軟性のある素材にも貼り付け可能なすごいもの、という印象を受けました。

 実用的にどうなっていくか予想も含め書いていきたいと思います。

2019/11/3 「実用化について」を更新しました。

どんな技術?(簡単に)

  中々難しい内容ですが、参考として定義は以下のようです。

Wikipediaより:
ペロブスカイト結晶を用いた太陽電池。色素増感太陽電池の一種でペロブスカイト型では、従来の色素の代わりにペロブスカイト材料を用い、正孔(ホール)輸送材料(Hole Transporter Material、HTM)としてのヨウ素溶液の代わりに、Spiro-OMeTADなどを使用する

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%88%E5%A4%AA%E9%99%BD%E9%9B%BB%E6%B1%A0

要は材質の違い

 詳しい人には違うと怒られるかもしれませんが、要は材質の違いで光を当てると電気が起こる組み合わせを新しく発見し、それがとても良かったということだと思いました。

 今まではシリコンであったり、酸化チタンとかをつかっていたが、それをペロブスカイト型とよばれる構造が取れる物質を使っているという理解です。ただ調べていくと人体に有害な鉛をつかっているため、鉛ではない物質を探していくという課題もあるようです。

どういった所で研究されているの?

 世界的にもかなり注目を浴びている技術のようです。

 ちょっとWebで調べただけでも以下の大学が研究を行っているような記載があります。そもそも日本の教授が先駆けた技術ということで日本の有名大学や研究所が結構名を連ねていました。

 ・桐蔭横浜大学(この技術を提唱した教授が在籍しておられる大学)
 ・東京大学
 ・東京工業大学
 ・京都大学
 ・IEEI(国際環境経済研究所)
 ・MIT(米マサチューセッツ工科大学)
  等々

実用化について

 創造の域をでませんが、この太陽電池はフィルムなどに塗布する事が出来るようなので例えば今までは重くて屋根にしか置けなかった住宅用太陽光パネルが壁一面に取り付けたり、車のボンネットやルーフを太陽光電池にしてバッテリー充電とか、薄いスマホケースで充電可能みたいな、かなりの用途に使う事ができるのではないでしょうか。熱が発生する気がするので簡単にはいかないかと思いますが。。。

いつぐらいに実用化されるの?

 調べた限り実用化の時期についてはまだ目途が立っていないようです。

 この技術は2009年以前より研究・開発が進められていたようですが、他取り巻く環境の整備が出来上がってきたのか、2017年以降盛り上がりを見せており、そう遠くない内に何かしら実用化されてくるのではないでしょうか。

実用化に向けて研究している企業

 東芝やパナソニック等の大手企業も実用化に向け研究をしているようです。乾電池などを販売しているメーカーさんなので、将来を考えかなりの事業投資をしているのではないかと思います。

2019/11/3 更新
 京都大学、リコー電子デバイス 、ニチコンの共同研究グループがペロブスカイト太陽電池を用いたセンサーシステムを2019/10/18に発表していました。京都大学ページ

今できる事は?

  実用化できれば電池市場が大幅な飛躍をすることが想像できるので、 最新技術の動向を確認しながら、実用化されそうなタイミングで株でも買う事かなと考えています。

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