家購入時の太陽光パネル設置はちょっと待ったほうがいいかも(簡単に書きます)

最新技術

 最近、太陽光発電の技術が進んでいるようです。太陽光発電といえば携帯充電用から住宅用太陽光パネルまで幅広く利用されています。

 今回は個人で購入する中で最も高価であろう住宅用太陽パネルについて調べてみました。

2019/10/27:太陽電池の最新技術について追記しました。

2019/11/6:「固定価格買取制度」について追記しました。

家購入時の太陽光パネルの設置は結局良いの?悪いの?

 住宅用太陽光パネルについて調べてみたところ、色々情報が載っていましたが難しくて良く読まないと理解できなかったので、分かりやすく書いていければと思います。

 このページでは詳細な検討等はしていないため、さわりだけ理解し、実際は詳しいサイトを更に調べたり、実際に見積もりをするなどのとっかかりとなればと思います。

 ちなみに、私も住宅用太陽光パネルを導入し3年になるのでその感想も含め記載していきます。

結論:毎年の対応作業ができる人は導入すべき(逆に言えば・・・)

 曖昧な回答に見えるかもしれませんが、本当に人によって導入に向いてる人といない人がいると思います。

 もちろん導入すれば収益も発生するのでメリットも高いかと思いますが、 「補助金もでるし、売電で収入もあるから不労収入で良いよね!」みたいなノリで導入すると面倒な事になりかねない気がします。

理由:対応作業のハードルが結構高い

 思った以上に毎年の対応作業があります。

 5年や10年といった期間で実施する必要がある対応があるので、そこまで対応できる環境にあるのであれば、売電の恩恵も受けれるし導入したほうがメリットが高いかと思います。

 しかも、毎年の対応作業が意外とハードルが高く、対応しないと補助金の返還をする可能性もありそうです。

事例:ZEH申請・売電手続・メンテナンス

 太陽光パネルを取り付けるのにも結構な費用がかかります。その際、経済産業省が実施しているZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)という補助金制度があり、新築で家を建てる場合は申請することがあるかと思います。

 詳細なZEHの制度については調べていただければと思いますが、3年間年2回かなり詳細な情報を提出しなければなりません。毎月の電気・ガス・水道の消費量、検針日、使用金額、売電金額等を書きます。

 これらの情報をどこから手に入れるかというと、自分で収集する必要があり、ポストに投函される明細を無くさず取っておいたり、Webによるサービスを行っている電力会社にWeb登録しそこから確認する等、かなりの手間です。

 また、タブレット等を使ったさらには、このアンケートを出さないと補助金の返還をもとめられる場合もあるようです。3年間年2回使用状況を忘れず記録し、半年ごとに入力する作業ができるようであれば問題はないかと思います。

 売電に関しても審査があり手続きが必要となります。FIT法( 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法 )により事業計画認定申請という申請を行い認定を受ける必要があります。

 売電の金額についても雑収入として扱われるため、他の雑収入と合計し20万以上であれば確定申告をする事になります。(通常の住宅に設置するのであれば単独で20万を超える事はないかと思います)

 メンテナンスについては調べた限りですが、張替が15年程度に1回、その際の撤去費用等も必要になる点や、故障し発電ができなくなったり、その修理費用等が発生する点が今後のリスクではないかなと思います。

追記: 固定価格買取制度の売電契約終了について

 注意点として、2019年11月より固定価格買取制度のルールにより2009年11月より10年間、政府が示した固定買取価格の売電契約が随時終了していきます。

 新たに家を購入する場合、過去の実績などはあまり参考にならないかもしれません。災害時での蓄電等で有益であるかを考え、導入を検討したほうが良いかと思います。

家購入時の太陽光パネル設置はちょっと待ったほうがいいかも(簡単に書きます)

・毎年の対応ができるのであればメリットの方が大きい
・不測の状況で恩恵が受けられない場合がある
・修繕等のリスク対策が必要

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