Zoomの検証(通信量、品質)をしてみました

最新技術

最近流行りのWeb会議システムZoomについて調査する機会があったので使い勝手等の検証も含め調査をしました。

調査結果

少人数での打ち合わせにはとても便利、大人数は検証ができていないが、トラフィック量を見るかりぎ、回線調整も行った上で実施すればかなりの数が安定して利用できると思います。

サービス調査

Zoomのサービスについて調査しました。

サービス内容

ZoomはWebによる会議が可能となるサービスを提供しており、いくつかのプランがあります。

参考URL
Zoom価格プラン

・簡易プラン表
無料版 価格:無料 100名までのグループミーティング(40分) ※1対1は無制限
プロ版 価格:2000円/ホスト 100名までのグループミーティング(24時間)
ビジネス版 価格:2700円/ホスト 300名までのグループミーティング(無制限)
企業版 価格:2700円/ホスト 500名までのグループミーティング(無制限)

他には教育機関向け、医療向け、デベロッパー向け等業界向けプランもあります。

無料版でも十分利用ができるかと思います。登録も簡単なので試してみるのも良いかと思います。

登録方法(2020年3月時点)

1. https://zoom.us/ にアクセス
2.「サインアップは無料です」をクリック

3.「仕事用メールアドレス」にメールアドレスを入力し「サインアップ」をクリック

4.メールが届くので、アクティブなアカウントのリンクをクリックし有効化

5.名、姓とログインパスワードを入力し「続ける」をクリック

6.「私はロボットではありません」にチェックを入れ、「手順をスキップ」をスキップ

以上で登録は完了です

その他Web会議ステム調査

他のWeb会議システムについても調べてみました。

WebEX

少し前からあるWeb会議システムとなります。企業はこちらを導入しているイメージが強いです。

開発元  Cisco社

参考URL
WebEX

Teams

Microsoftが開発しているWeb会議システムとなり、最近売り出しているようです。

開発元 Microsoft社

参考URL
Teams

Slack

フリーランスの方が使われているイメージが強いです。

開発元 Slack社

参考URL
Slack

line

lineのチャットツールも少人数であれば導入しやすく使いやすいと思います。

開発元 Line社

参考URL
line

番外 Jitsi

フリーのWeb会議システムもあります。一度実験をしてみて動作したので、個人用で用いるのでは使えるかもしれません。サーバ等を準備する必要はありますが、個人的に楽しかったので番外で記載しておきます。

参考URL
Jitsi

Zoom検証内容

実際に検証した内容を記載していきます。

検証環境

最小の検証環境としてパソコン1台とスマートフォン(iPhone)一台で構成しました。

検証内容

利用方法パターン

映像のオン・オフおよびデスクトップ表示を確認しました。

測定内容

操作感含み全てに影響する要素として主に通信量を確認しました。

また、NATを越えた通信が可能かというのも併せて確認しています。

測定方法

パソコン側にWiresharkを仕込み入出力グラフによりある程度の通信量を測定しています。

検証結果

検証結果は以下の通りとなります。

映像有:約1.2Mbps

映像無:約700Kbps

デスクトップ配信:700Kbps

検証環境に加え1台スマートフォンを追加するなどしたところ、映像有は台数分増加し、映像無およびデスクトップ配信の場合はそれほど変化しませんでした。

パソコン側のみで測定しているため、相手先(スマートフォン側)の映像通信があった分は増加、映像無しは映像差分が少ないので微増、デスクトップ表示は画面配信状態なので相手先の映像は受信していないようです(画面を切り替え映像が入ると増加する)

補足としてNAT越えが必要なネットワーク帯が異なる通信はTCPでサーバ経由、同一ネットワークの場合はUDPで直接P2P通信のようです。

まとめ

Zoomについては良くできているかと思いました。

企業向けでの品質が高い映像程はいらない、もしくは環境整備ができないような場合で、スピーディに手間なく環境を構築できることは大きいです。

急なWeb会議が必要な時や在宅勤務などで使うにはおすすめです。

あと、背景を画像設定でき周りの様子も写さないようにできることも地味に在宅勤務では役立つかと思います。

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