ヘルステック取組企業による市場拡大

　ヘルステック（医療テック）とはヘルス（健康）✕テクノロジー（技術）の融合を表わす言葉で、現在注目されている市場となります。

　医療・健康・美容の多岐に渡る言葉となりますが、ここではその一部ではありますが調べた内容を記載していきたいと思います。

ヘルステックの要素

ヘルステックの要素として以下が挙げられ、それを掛け合わせた技術が開発されています。

医療：電子カルテや画像診断技術等
介護：パワースーツや見守りシステム等
食事：栄養管理や献立提案等
薬　：効率的な製薬やデータ収集

クラウド　：データの保管や計算処理の代行
AI　　　　：自動判別や学習機能の活用
IoT　　　　：家電との融合
ウェアラブル：状態の把握

介護×ウェアラブル：センサーを搭載した機器装着による健康状態の把握等を遠隔で行う遠隔介護
食事×クラウド　　：クラウドサービス利用による日々の食事管理やレシピの利用
医療×AI　　　　　：AIによる簡易的な医療診断

2025年には団塊の世代が75歳の後期高齢者となる「2025年問題」等、今後起こるであろう様々な問題解決に向け、沢山の企業が最新技術を利用し準備を始めています。

　後期高齢者が増えるということは、医療機関の利用が増大する事が考えられます。

　医療機関の増設や人手不足が懸念されます。

　AIによる受付業務の自動化、撮影映像の解析支援や遠隔医療の実現が取り組まれています。

　高齢化が進むということは介護する側が減り、介護される側が増えるということなので、人手不足が懸念されます。

　パワースーツの導入による介護の物理的な負担の軽減や、AIを搭載した介護ロボットの開発等、人が少なくても多くの人を介護できる取組がされています。

　ヘルステックを取り組んでいる企業についてまとめました。

　レントゲンや内視鏡の画像をAIにより画像診断することで見逃し等を軽減するような支援を目的とした技術となります。

参考サイト
AMIAS

投資先東証1部 3694 2019/12/1時点
オプティム　
投資額：単元株数100株　1株当たり：3,530円　最低購入額 353,000 円

　アグリテックでも取り上げた企業ですが、最新技術を活用したソリューションを行っている企業のようです。

　AI画像解析はもとより、3D画像解析、症例DB、カンファレンス機能、音声認識など、トータルでの医療支援をクラウド上で実現しています。

参考サイト
NOBORI

投資先東証1部 3762 2019/12/1時点
テクマトリックス　
投資額：単元株数100株　1株当たり：2,362円　最低購入額 236,200 円

　個人的にネットワーク機器を取り扱っているイメージが強いメーカーでしたが、医療関連についても展開しているという事で、今後が楽しみです。

　グループ会社それぞれがヘルステック内の特化した技術を持っており、相互利用が実現できればヘルステック分野全域をカバーするような規模になりえます。

投資先東証1部 7744 2019/12/1時点
ノーリツ鋼機
投資額：単元株数100株　1株当たり：1,902円　最低購入額 190,200 円

　この企業も聞いたことはあったのですが、グループ企業の多さに驚きました。株価も手の届く価格で購入可能だと思います。