映画 午前0時、キスしに来てよ~大人のネタバレ感想~

映画 午前0時、キスしに来てよ~大人のネタバレ感想~

スタッフ

原作:みきもと凜「午前0時、キスしに来てよ」(講談社「別冊フレンド」連載)
監督:新城毅彦
脚本:大北はるか
音楽:林イグネル小百合
主題歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE「One in a Million -奇跡の夜に-」
製作:石原隆、大角正、角田真敏

キャスト

綾瀬楓:片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
花澤日奈々:橋本環奈
浜辺彰:眞栄田郷敦
内田柊:八木アリサ
高橋茂雄:遠藤憲一

あらすじ

優等生の花澤日奈々は、まじめすぎる性格で周りから一目置かれる存在だが、本当は王子様と恋に落ちるおとぎ話のような恋愛にあこがれる夢見がちな女子高生だった。ある日、日奈々の高校に国民的人気スターの綾瀬楓が映画の撮影でやってきた。エキストラとして参加することになった日奈々は、楓の飾らない素顔とやさしさに魅せられ、楓も日奈々の裏表のない実直さに次第にひかれるようになり、芸能人と一般人の誰にも知られてはいけない秘密の恋がスタートする。思いもよらぬ障害が2人に降りかかる中、日奈々をひそかに思い続けてきた幼なじみの浜辺彰が楓に宣戦を布告してくる。

https://eiga.com/movie/91123/

予告編がこちら↓

感想

※ティーン向け映画と認識しながらあえてアラフォーが真面目に映画を見た個人的感想です。

公開から1ヶ月ほど経ってるかと思うけど、映画館は半分ほど席が埋まっていた。けっこう話題になってるのかな~。

「かわいい顔」の代名詞として橋本環奈という名前を聞いたことはあったものの、初めて橋本環奈を見たんだけど、確かにむちゃくちゃかわいい顔だった。

 

お人形さんか…

橋本環奈がかわいすぎて、確かに芸能人であろうがスーパースターであろうが片寄涼太演じる楓がほぼ一目ぼれ?してしまうのもまあ無理はないかなとは思うんだけど…

でもやっぱね、大人の目線から見ると楓の行動がトンデモすぎて引きまくり。この子芸能人としてプロ意識が希薄すぎるどころか犯罪スレスレの行動を繰り返していて見ててどんどん眉間にしわが寄っていきましたわ。

まずチアガールのJKのお尻を眺めて品定めしてるところから鳥肌モノだったんだけど、日奈々を映画館までつけるわ、いきなり電話番号教えるわ(間違ってたけど)、デートの待ち合わせ場所から自分の車に乗せて自室まで連れ込むわ、挙句の果てに家の合鍵渡すわ、芸能人以前に大人(24歳)として非常識すぎる行動のオンパレード。

現役女子高生からしたら、24歳男ってバリバリ恋愛対象かもしれんが、大人からしたら女子高生に上記のような行動をしてる男が居たらまじで普通にマトモじゃない人間の烙印押されるからね(;´∀`)

しかも大人の男から未成年女子に対してのわいせつ行為がいたるところで問題になってるこのご時世、こんなストーリーをのんきに若い子に垂れ流してるのはまじで害悪と言ってもいいかもしれない…

楓はもちろん 日奈々が二十歳になるまでは(実質?)キスもせず、最後のコンプラは死守したわけだけど、現実社会ではほぼこんな風にはならないですから!!どんなにイケメンでも有名人でも若くて世間知らずな女の子をいいように利用する男は腐るほどいますから !! ってことを、ティーンの女の子はコレコレさんの配信でも見て肝に命じて欲しいと心から思います…

まあその点は、「女子のロマン」として棚に上げるとしても、やっぱこの映画がイマイチなのは、主人公がほぼずっと受け身で成長しないところかなぁ。

女の子向きの映画なのに、頑張ってるのがほぼ男の方ばっかで女の子の見せ場が無かった😥

日奈々はいつの間にか音大に進路を変えていて、「自分の好きなこと」に進み始めてたとこは成長してた気がするけど、肝心のその部分、サラッと描かれ過ぎだったし、結局楓に言われたことに影響されただけじゃない?ってかんじも。(勉強がんばることも別に悪くないじゃん!って思うし)

まあ突っ込み始めたらキリがないけど、ところでこの鼻かじりキス?は何なの?JKはキュンキュンするの?

東海オンエアのしばゆーが頻繁に繰り出している鼻舐め罰ゲーム思い出して「臭い、大丈夫なんかな」と思わず顔をしかめてしまいました、本当に申し訳ありません…アイドルの唾液が臭いはずありませんよね。

しかも鼻かじった後のセリフ「キスの予約ね、他の男に触られない様に(うろ覚え)」に至っては意味不明すぎて😱…やはりリアルに唾つけたってこと?

あと郷敦さん!この映画で初めてみたんだけど、純朴にまっすぐ日奈々を思い続ける幼馴染役だったのに、最初から最後まで瞳が暗すぎて、ところどころサイコパスにしか見えなかった…(ごめんなさい)

なんかむちゃくちゃ頭いい役とか、それこそサイコパスの役とかハマりそうなんだけどな~。

あともういっこだけ苦言を…

最後のシーン、ハイヒールを履かせてあげて、はい、リアルシンデレラです!王子様に見初められて女の子は幸せになりました!!って、あまりに前時代的な終わり方すぎて一瞬たりとも感動できませんでした。日奈々が20歳になるまでに役者として成功した綾瀬の努力は凄すぎて頭が下がるけどさぁ。

唯一良かったのは遠憲さんがひたすら可愛かったところかな。

クマの着ぐるみ着て楓と日奈々に「近い!」ってテロップ出してるところ、和んだ~~ これ 遠憲さんが居なかったらけっこう目も当てられない映画になってたかもしれないよ…

申し訳ないけど橋本環奈がカワイイのと、片寄涼太がイケメンなのを見に行く以外にこの映画に価値を見出すのは難しいかも。

前に見た「あなたのトリコ」はティーン向けだったけどもっといい話だったから、すべてのティーン向けの映画がつまらないわけじゃないと思うんだけどね。

なんか気になるので今年はティーン映画を見に行く当たり屋レビューをやっていきたいと思うので、また引き続き書かせていただきます!

次はどんなティーン向け映画が公開されるのかな (´∀`;

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