期待半分不安半分でおっさんずラブ2 第一話、見てみた感想。
シーズン1はむちゃくちゃ楽しんで観て、映画は全然面白くなくてガッカリした自分の感想です。
(映画については、リアリティラインの低いドラマの延長線上で作られ過ぎてて「映画っぽい映画」を期待していた自分としては申し訳ないけど2時間の浅いコントを見せられてるみたいでひたすら苦痛だった)
おっさんずラブ2の情報解禁後、おっさんずラブ1でせっかく春田と牧がハッピーエンドで終わったのに、シーズン2ではもう牧が出ないという事実に驚愕し、しかも舞台は不動産会社じゃなくて航空会社??パードン? ( ゚д゚) 状態。
でもおそるおそるシーズン2を見てみた結果、いや、全然面白そうだった。全然いける!まだまだ美味しいこのコンテンツ!!!
シーズン2で良さそうだなと思った設定。
・ 春田が中途採用社員で「30代だけど新人」の設定
・舞台が航空会社ならではの見た目の華やかさ
・航空会社の「寮」に住んでいるという設定
・シーズン1と似た展開になる?と見せかけての引っ掛け展開
シーズン1と違って「中途採用」で入ってきて、しかも 先輩(CA)たちが全員女性、という、なんだか今風の設定。これでパイロットとか整備士に女性が居たら完ぺきだったんだけどなあ。
まあシーズン1もそうだったけど、これで春田が女性だったら、ほんとにベッタベタな80~90年代のドラマとか少女漫画の展開なんだけど、春田が男性ってだけで、使い古されたプロットが新鮮に見えてくるところがおっさんずラブマジックと言えると思う。
第一話からいろんな人にモテまくっちゃってる春田なんだけど、会社内の地位で言ったら研修終わりたての身分だから、一番下のはずなんだよね(ここがシーズン1との違い)。その一番下の立場で「何も持っていない」春田が、空回りしがちなんだけど「人間力と努力」で周りに認められていくところが見ててほほえましい。
だけど、これ春田が女性だったら?って考えると、同性から見てると多分自分と距離が近すぎてヒヤヒヤしたり見ててイライラしたりでそこまで好きなキャラクターにならないんじゃないかな?と思ったり。あれだけ叱られたにも関わらず、二日連続寝坊とか冷静に考えたらけっこうヤバい。
しかも上司とか先輩から意図せず「なぜか」モテてしまうって、下手したらちょっとムカつくキャラにもなりかねないんだけど、男性だからちょっと距離感もって見られる部分と、「モテてる相手が同性」なことに本人も心から困惑している部分が、安心してみられるところかなと改めて感じた。
ストーリー展開もベタなんだけど、全体的に「笑い」の種類も吉本新喜劇みたいなベッタベタは笑いなんだよね。勘違いから怒り狂った女性にコーヒーぶっかけられてびっくり!みたいな (;´д`)ゞ
ベタで楽しませるのって、圧倒的な「強度」が必要だと思うんだけど、その点演技力の高い役者さんをキッチリ集めているところと、無駄のないスピーディな展開をしているところが「おっさんずラブ」の隙が無いところだと思う。
個人的には鈴鹿央士をキャスティングしてるとこもセンス良い!と思った。全体的にキャスティングすごい。
キャスティングで言えば、シーズン1の牧君的なポジションが千葉雄大演じる成瀬になるのかなとも思うんだけど、あれだけ愛された牧君ポジションにとって代わるのって見る側のハードルも上がってるし、かなりのプレッシャーだと思う。でも一話を見る限り、牧君とは違ったビッチ感(笑)を醸し出すキャラ設定、演技力、これはこれで全然アリ! (ノ∇≦*) (←ちょろ)
今回改めて思ったけど、「困った状況」に対する春田(田中圭)のリアクションが素っぽくていちいち面白いのと、「起きている状況」に対する黒澤(黒澤武蔵)の舞台演技みたいな壮大かつ仰々しい演技とのギャップがほんっとに可笑しいんだよね。だからドラマとしてのリアリティラインは低いんだけど(現実味は薄い)、その分気楽にも見られるのかも。
いや~いい感じのスタートを切っててよかった~
第二話からの展開も楽しみ!